2011/09/21

Eclipseでgoogletestを使う方法(Mac OS X SnowLeopard編)


Emacs + gccで開発もいいですが、IDEも使ってみたいのでEclipseでgoogletestのテストを実行する方法を調べてみました。

なお、前回のエントリでgoogletestのライブラリを作成したり、テストを行うサンプルコードを作成する手順を紹介しています。そちらの手順を実施していない場合は、前回のエントリを参照してください。

環境

  • Mac OS X: 10.6.8(Snow Leopard)
  • gcc: 4.5.4
  • Eclipse: 3.7.0
  • Eclipse C/C++ Development Tools: 8.0.0
手順

  • C++のプロジェクトを作成し、ソースファイルを追加する
  • プロジェクトにライブラリを追加する
  • プロジェクトにインクルードパスを設定する
  • ビルドし、テストを実行する


(1)C++のプロジェクトを作成し、ソースファイルを追加する

メニューの File -> Project -> C/C++ Project でプロジェクトで作成します。プロジェクトの種類は「Executable -> 空のプロジェクト」で良いと思います。これは、実行ファイルを作るプロジェクトで、プロジェクト内にはファイルを追加しないという意味です。

ここにmain関数があるソースファイルおよびテストコードを追加します。昨日のエントリにサンプルを紹介しているので、そちらを参照ください。

(2)プロジェクトにライブラリを追加する

プロジェクトを右クリックして、Propertiesを開きます。

開いた画面の中から「C/C++ Build -> Settings -> Mac OS X C++ Linker -> Libraries」を選んでライブラリの設定画面を開き、以下を設定します。
  •  Libraries(-l)
    • gtest
    • gtest_main
  • Library search path(-L)
    • gtestのライブラリがあるディレクトリパス

ライブラリの名前は "libgtest.a" と "libgtest_main.a" ですが、頭の "lib" とお尻の ".a" はつけません。これはgccの慣習です。

(3)プロジェクトにインクルードパスを設定する

Propertiesの画面の「C/C++ Build -> Settings -> GCC C++ Compiler -> Includes」を選んでインクルードパス設定画面を開き、googletestのヘッダファイルのあるパスを設定します。

 場所は <googletest>/include です。<googletest> はgoogletestの配置場所です。自分の環境のものと置き換えてください。

(4)ビルドし、テストを実行する

 これで設定は完了です。

メニューの「Project -> Build All or Build Project」をクリックし、ビルドします。エラーが出なければ成功です。

さらにメニューの「Run -> Run As -> Local C/C++ Application」をクリックすると、実行ファイルが実行され、テスト結果が表示されます。テストが通っていれば成功です。


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