Emacs + gccで開発もいいですが、IDEも使ってみたいのでEclipseでgoogletestのテストを実行する方法を調べてみました。
なお、前回のエントリでgoogletestのライブラリを作成したり、テストを行うサンプルコードを作成する手順を紹介しています。そちらの手順を実施していない場合は、前回のエントリを参照してください。
環境
- Mac OS X: 10.6.8(Snow Leopard)
- gcc: 4.5.4
- Eclipse: 3.7.0
- Eclipse C/C++ Development Tools: 8.0.0
- C++のプロジェクトを作成し、ソースファイルを追加する
- プロジェクトにライブラリを追加する
- プロジェクトにインクルードパスを設定する
- ビルドし、テストを実行する
(1)C++のプロジェクトを作成し、ソースファイルを追加する
メニューの File -> Project -> C/C++ Project でプロジェクトで作成します。プロジェクトの種類は「Executable -> 空のプロジェクト」で良いと思います。これは、実行ファイルを作るプロジェクトで、プロジェクト内にはファイルを追加しないという意味です。
ここにmain関数があるソースファイルおよびテストコードを追加します。昨日のエントリにサンプルを紹介しているので、そちらを参照ください。
(2)プロジェクトにライブラリを追加する
プロジェクトを右クリックして、Propertiesを開きます。
開いた画面の中から「C/C++ Build -> Settings -> Mac OS X C++ Linker -> Libraries」を選んでライブラリの設定画面を開き、以下を設定します。
- Libraries(-l)
- gtest
- gtest_main
- Library search path(-L)
- gtestのライブラリがあるディレクトリパス
ライブラリの名前は "libgtest.a" と "libgtest_main.a" ですが、頭の "lib" とお尻の ".a" はつけません。これはgccの慣習です。
(3)プロジェクトにインクルードパスを設定する
Propertiesの画面の「C/C++ Build -> Settings -> GCC C++ Compiler -> Includes」を選んでインクルードパス設定画面を開き、googletestのヘッダファイルのあるパスを設定します。
場所は <googletest>/include です。<googletest> はgoogletestの配置場所です。自分の環境のものと置き換えてください。
(4)ビルドし、テストを実行する
これで設定は完了です。
メニューの「Project -> Build All or Build Project」をクリックし、ビルドします。エラーが出なければ成功です。
さらにメニューの「Run -> Run As -> Local C/C++ Application」をクリックすると、実行ファイルが実行され、テスト結果が表示されます。テストが通っていれば成功です。
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