今年意識したことは以下。それなりにできたので満足です。
- 自分の能力が最大限に発揮できる道と社会が発展する道がうまく交差するような場を見つける。頑張って楽しいと、社会に何がしかポジティブな影響を与えることを両立する。
- 国境や母国語の違いを超えてグローバルに海外のエンジニアとも交流する。そのために日本語だけでなく英語でコミュニケーションする。
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■1月
- 2011年から検討してきた組み込みTDD読書会を告知しました。技術系の勉強会初のイベント主催です。
- 最初に告知に反応してくれたのが著者James Grenning氏でした。来日予定あったJames氏が僕のツイートを発見し、「本読んでくれてありがとう。近々日本に行くから、会おうよ。日本の読者と話してみたいし。」とコンタクトを受けました。ちょっとびっくりですが、著者と読者を交えて座談会をしようと企画を練り始めます。
■2月
- 読書会第1回を開催しました。ケッコー人が集まって嬉しかったです。
- それなりの長さの英語ブログを書き始めました。redditに投稿してみると500アクセス/エントリくらいあって驚き。ブックマーク上でちゃんと内容に関する議論が行われてて、ちゃんと英語書けているだなと実感を得ることができました。
■3月
- かねてから興味のあったアジャイルのイベントに参加しようと、Agile Samurai Dojo Gatheringに参加。Jonathan Rasmussonさんと他の参加者との通訳を合計で1時間ほどやり、英語を勉強しててよかったと実感を得ました。
■4月
- Coderetreatに参加。TDD Boot Campに参加したときは、あやふやだったTDDですが、読書会で練習したおかげでTDD初心者に教えるまでになりました。組み込みCの人と出会ってCでTDDをやりました^^
■5月
- 組み込みTDD本の著者James氏の来日がキャンセルになり、日本人読者との座談会の企画もキャンセルになりました。でも、計5名が横浜に集い、JamesさんはアメリカからSkypeで参加してくださり、こじんまり短時間ではありますが、意見交換をやりました。まさかこんな展開になるとは思わなかったので感動しました^^
- この時に、原田さんから紹介頂いた名古屋の組み込み開発者の方がわざわざ横浜まで来て座談会に参加してくださりました。この方が後に翻訳書の企画を出版社に通し、監修者になります。
■6 - 7月
- 定例でTDDの読書会を開催したり、あとはJamesさんが来日キャンセルになったけど、いろいろ質問事項がたまっていたので、インタビューしようと企画しました。実施方法は悩みましたが、職場の方がAgile 2012に参加するから代理でインタビューしようかと言われたのでお願いしました。
■8月
- インタビューの録音データをいただいたので、ここから自分がインタビューしたわけではないインタビュー音声のテープおこしが始まります^^; しんどいけどヒアリングは練習したかいもあってなんとかなりました。アジャイル開発をやるやらないに限らず、持続可能な開発をやる基盤としてTDDの可能性は感じていたので、やはりここはインタビュー記事をしっかり書いて公開したいなと思いました。僕だってたいしたことはできんけど、世の中の役には立ちたいという気持ちはあるからね。
■9月
- Jamesさんのインタビュー記事を公開するに先立って、そもそも書籍がどういうものか認知度を上げる必要があるなと思い、書籍紹介の記事を公開しました。ニッチではあるけど、組み込み・テスト・アジャイルクラスタの間で本書の認知度が上がり始めます。
- 5月に座談会でご一緒した方から翻訳書の企画通りました!との連絡あり、監修体制について議論を始めました。出版社からは早く市場に出したいとのことで、翻訳はプロが監修やレビューについては我々が責任をもってやるという役割分担をすることに。インタビュー記事があり、レビューどこではありませんでしたが、幸い翻訳原稿が届くのは少し後とのことでホットしました。
■10月
- Jamesさんのインタビュー記事前編を公開しました。僕にとってアジャイルマニフェストは社会に出た時にすでに本に書かれた昔のできごとであり、そんな人間がアジャイルマニフェストの著者のインタビュー記事を書いていることに違和感を感じました。XP/アジャイル直撃世代の方がふさわしいのでは?と思いましたが、企画したのは自分だし、これを世に送り出すことは僕の使命だなと思い、通勤電車の中で何度も読み返しながら推敲しました。Jamesさんが話していた「アジャイルソフトウェア開発宣言で我々が語っているのは人の重要性です。」という言葉を何度もかみしめました。
- この辺から翻訳書監修チームでの会合が始まり、おおまかな体制が決まりました。
■11月
- Jamesさんのインタビュー記事後編を公開しました。アジャイル・テスト・組み込みクラスタJamesさんの話していることは、仕事の中で培ってきた価値観にすごい合う印象でうんうんそうそうと納得しました。テクニックというよりアジャイルのマインドを理解し始めました。
- Ultimate Agilist Tokyoに参加。これまでのTDDの活動についてプレゼンしました。短い時間ながらも、大きな規模のイベントで話する側に回れて満足感を得ました。
- この辺から翻訳原稿が届き始め、ビューが本格的にスタートします。
■12月
- Global Day of Coderetreatのファシリテータ研修に参加。テレビ会議をつないで4カ国から6名の人が研修に参加。受講者のうち一人がJamesさんの元クライアントであり、中国語版翻訳者の同僚であることが分かりびっくり!世界はせまい。
- 本番ではJava/JavaScript/Ruby/Scalaでペアプロをやり、大満足。TDDのリズム感は楽しいな!と実感。TDDが血肉になりつつあるのを感じました。
- http://legoboku.blogspot.jp/2012/12/global-day-of-coderetreat-2012.html
- http://legobokueng.blogspot.jp/2012/12/want-opportunity-for-programming.html
- 書き忘れてたけど、1年通して自著を書いてて、今ようやくゲラチェック中^^; 来年初めには出版です!